メインコンテンツにスキップ

高円寺の税理士|佐藤公認会計士事務所(杉並区)

Amazonの領収書の一括出力

Amazonで備品や消耗品を購入する機会が多い個人事業主・法人の方にとって、頭を悩ませるのが「領収書(請求書)集め」です。Amazonでは紙の領収書が同封されないため、注文のたびにサイト上から一件ずつダウンロードする必要があり、注文数が多いと大変な手間になります。

この記事では、Amazonの購入データ・領収書をまとめて(一括で)保存する方法を、目的別に紹介します。

まず結論:目的に応じて2つの公式機能を使い分ける

Amazonには、領収書集めに使える公式機能が2つあります。ブラウザの拡張機能などを使わなくても、この2つで多くの場合は事足ります。

方法 向いているケース 取得できる期間 所要時間
①注文履歴レポート 日付・商品名・金額を一覧化したい 期間を指定できる 数分
②データリクエスト機能 請求書(領収書)のPDF実物が欲しい 全期間(指定不可) 数分〜最長1ヶ月程度

記帳の際に金額・購入日・商品名が分かれば十分な場合は①、インボイス制度対応などで請求書の実物(PDF)が必要な場合は②を使うとよいでしょう。

①注文履歴レポートでCSVを一括取得する

もっとも手軽な方法です。指定した期間の注文データを、まとめてCSVファイルでダウンロードできます。

  1. Amazonにログインした状態で、画面右上の「アカウント&リスト」から「アカウントサービス」を開く
  2. 「注文履歴レポート」を選択する
  3. 集計したい期間(開始日・終了日)を入力する
  4. 「レポートをリクエスト」をクリックする
  5. 数分待つとファイルの準備が整うので、CSVをダウンロードする

会計年度や確定申告の対象期間に合わせて日付を指定できるのが便利なポイントです。ダウンロードしたCSVはExcelなどで開いて、そのまま記帳作業や集計に活用できます。

※ここで取得できるのはあくまで「注文データの一覧」であり、請求書そのもの(PDF)は含まれません。

②データリクエスト機能でPDF請求書をまとめて取得する

インボイス制度対応などで、適格請求書(インボイス)としてのPDFが必要な場合は、こちらの機能を使います。

  1. 「アカウントサービス」画面を下にスクロールし、「データをリクエストする」を選択する
  2. データカテゴリーの選択画面で「注文履歴」を選ぶ
  3. 「リクエストを送信する」をクリックする
  4. Amazonから届く確認メールを開き、「データリクエストの確認」を押す
  5. データの準備ができたら再度メールが届くので、「データのダウンロード」から取得する

取得したデータはZIPファイルにまとまっており、注文履歴のCSVに加えて、請求書(PDF)もあわせて確認できます。

注意点

  • 対象期間を指定することができず、アカウント開設から現在までの全データが対象になります
  • データの準備には数分で終わることもあれば、注文数が多い場合は数日〜最長1ヶ月程度かかることもあります
  • 確定申告の締切間際に慌てて申請すると間に合わない可能性があるため、早めの申請がおすすめです

Amazonビジネスアカウントをお使いの場合

法人・個人事業主向けの「Amazonビジネス」アカウントをお持ちの場合は、「請求書情報」ページから、請求書払いで購入した分の請求書をまとめて管理・ダウンロードできます。

  • アクセス方法:アカウントサービス>ビジネスアカウントの設定>請求書情報
  • 請求書の詳細情報をCSV形式でダウンロードすることも可能です
  • ※このページにアクセスできるのは、アカウント管理者または経理担当者権限を持つユーザーのみです

日常的にAmazonでの購入が多い事業者の方は、通常のAmazonアカウントよりもAmazonビジネスアカウントへの切り替えを検討する価値があるでしょう。

ブラウザ拡張機能について

インターネット上には、Amazonの領収書を一括ダウンロードできると謳う無料のブラウザ拡張機能もいくつか存在します。便利ではありますが、以下の点にご注意ください。

  • Amazon公式が提供しているものではなく、Amazon側の仕様変更で突然使えなくなることがあります
  • 拡張機能に注文履歴などの情報へのアクセス権限を与えることになるため、セキュリティ・プライバシー面でのリスクがあります

まずは公式機能(①②)で足りるかどうかを確認し、それでも対応できない場合の最終手段として検討することをおすすめします。

まとめ

  • 金額や購入日が分かれば十分 → 注文履歴レポートでCSVを期間指定して取得
  • 請求書の実物(PDF)が必要 → データリクエスト機能でまとめて取得(早めの申請が安心)
  • Amazonでの購入頻度が高い事業者の方は、Amazonビジネスアカウントへの切り替えも検討を

こうしたネット通販の領収書集めも含め、日々の記帳業務は意外と手間がかかるものです。当事務所では、レシートや請求書をお送りいただくだけの記帳代行サービスをご提供しています。経理にかける時間を減らし、本業に集中したい方は、お気軽にご相談ください。

Tags :

経理・業務効率化